バルコニーを外壁塗装する際に知っておくべきことは?種類や費用をご紹介
自宅の中でも外に露出するスペースであるバルコニーは、しっかりと塗装をしたいものです。
しかし、バルコニーに向いている外壁塗装はどんなものか知らない方も多いでしょう。
そこで、今回はバルコニー向けの外壁塗装に着目してご紹介します。
塗装の種類や費用について学んでいきましょう。
バルコニーにはどんな外壁塗装が必要?
バルコニーは外に露出しているスペースなので、どうしても雨水が滞留しやすい場所です。
バルコニーの劣化を放置しているとどうしても雨漏りを招きやすくなります。
では、バルコニーにはどんな外壁塗装をしておくべきなのでしょうか。
バルコニーの塗装には大きく分けて2つの種類がありますのでご紹介します。
防水塗装
防水効果が必要な家の部位には「防水塗装」を行います。
住宅で言うと屋根やバルコニーが該当します。
特殊な塗料のため、通常の外壁塗装よりも価格が高めです。
雨漏りを起こしにくくし、劣化が起きにくいような塗料を使用します。
バルコニーの場合には基本的に床部分をメインに防水塗装が求められます。
雨漏りを起こすと階下や軒下に浸水してしまうためです。
外壁塗装
通常の外壁塗装には防水の機能はありません。
そのためバルコニーの床以外の部分を塗装する際に活用します。
手すりや壁部分などを綺麗に塗装します。
防水機能は無いと言っても、外壁塗装の際に使う塗料には外壁材を守る効果があります。
外壁材が劣化してしまうと雨漏りや見た目の劣化、剥がれなどを起こしてしまいます。
そのため、防水塗装以外の部分もきちんと塗装をしておくことが大切です。
外壁塗装の塗料と防水塗料の違いとは
バルコニーの塗装の際に使う塗料についてご紹介します。
外壁塗装に使う塗料と、防水塗料には使用する塗料に大きな違いがあります。
では、どのように塗料は異なっているのでしょうか。
防水塗装の塗料
防水塗装に使う塗料はウレタン塗料とFRP塗料の2つです。違いは以下のとおりです。
①ウレタン塗料
価格が安く外壁塗装にも使われているウレタン塗料は、
防水効果を高めた種類の製品がバルコニーの塗装の際に使用しています。
耐用年数は約10年程度とされていますが、露出する部分の範囲にもよるので、
定期的にメンテナンスをすることが望ましいでしょう。
②FRP塗料
FRP塗料とは防水塗装の際にメインに使われている塗料です。
耐用年数はウレタン塗料と変わらないのですが、衝撃に強い特徴があります。
FRPとは「繊維強化プラスチック」の英単語略語で、
ガラス繊維を補強材に付加したプラスチック製の塗料です。
防水効果が高いため、バスタブや自動車の塗装にも活用されています。
トップコートやFRP防水塗料の名称で紹介されていることもあります。
外壁塗装の塗料
バルコニーの塗装時に使う外壁塗装の塗料は次のとおりです。
①ウレタン塗料
防水塗料でもご紹介したウレタン塗料はバルコニーの床以外にも活用します。
但し、防水効果を高めていないものは劣化が早いので注意が必要です。
②シリコン塗料
近年外壁塗装の主戦力となっているのはこちらのシリコン塗料です。
ウレタン塗料は耐用年数が約10年程度なのですが、
シリコン塗料は約15年を目安とされており、長持ちする塗料として愛用されています。
コストパフォーマンスも優れており、比較的安価に導入できるので人気のある塗料です。
③フッ素塗料
耐用年数が約20年程度と優れているフッ素塗料ですが、
シリコン塗料と比べるとやや価格が高いことが難点の塗料です。
メンテナンス頻度を下げたい方、いつまでも美しいバルコニーを保ちたい方は、
施工時にフッ素塗料を選ぶことがおすすめです。
バルコニーの外壁塗装はいつするべき?
バルコニーに使う塗料についてご紹介しましたが、では塗装のタイミングはいつなのでしょうか。
基本的に新築時にはその他の外壁塗装と同じタイミングでバルコニーの塗装も行っていますが、
肝心なのは「リフォーム時期」です。
では、リフォーム時期を知るために必要なバルコニーの外壁塗装の劣化目安はあるのでしょうか。
バルコニーの劣化の見極め方
バルコニーはある日突然劣化するものではありません。
普段から見慣れていると、劣化を見極めるのは難しいかもしれません。
そのためまずは防水塗料の耐用年数である約10年程度を目安に、
一度業者にメンテナンスをお願いすると良いでしょう。
また、10年に達していなくても台風や雪害などが重なった後は劣化が起きやすくなります。
天災後は飛んできた葉やゴミなどが排水管にも詰まりやすいので、
ちょっとでも気になる点があったら一度メンテナンスをしておくことがおすすめです。
その他、バルコニーの塗膜が剥がれてくると劣化のサインです。
劣化してしまうと下地部分が露出し、雨漏りの原因となります。
剥がれは劣化が進んでいるサインですので、塗り替えは早めがおすすめです。
また、床以外もひび割れが進行している、手すりが剥がれている場合も塗り替えのサインです。
チョーキングと言ってチョークのような粉が外壁や床から出ている場合も
劣化のサインとして知っておきましょう。
バルコニーの場合、いつまでも雨水が滞留している場合は
バルコニー全体が劣化している可能性があります。
このような場合も早期に業者に相談をするようにしましょう。
バルコニーの塗装はDIYしてもいい?
バルコニーの劣化に気が付いたら、「自分で塗装したい」と考える人も多いでしょう。
では、バルコニーの塗装は自分でDIYしても良いのでしょうか。
結論から言うと、「おすすめしません」。
では、どうしてDIYはしない方が良いのでしょうか。
塗料はプロ仕様の製品もネットやホームセンターで手軽に購入できます。
しかしプロによる施工の場合は劣化している部分は確認作業を行い、
場合によっては下地部分を補強した上で全体の塗装をやり直しています。
部分的に塗装をしてもしっかりとした防水塗装にはならないことがあるのです。
また、塗料選びを行わずにペンキなどで補修してしまうと見た目も変わってしまいます。
バルコニーの天井の補修の場合は高所作業のため、ケガをしてしまうリスクもあります。
加えて、汚れが排水口に詰まっている場合にはごみを除去し、高圧洗浄を行うこともあります。
このように塗装だけではなくバルコニー全体のメンテナンスも行うことが大切です。
バルコニーの劣化に気付いたら、DIYではなく是非プロの業者にお任せください。
なお、手すりのカラーを変える、など簡単なDIYは可能です。
まとめ
バルコニーは洗濯干しのスペースとしてだけでなく、
お子様が遊んだり家族がのんびりと過ごしたりと大切な空間です。
そのため、劣化に気付いたら防水塗装も含めて施工を行うようにしましょう。
また、DIYによる補修は望んだ改善に繋がりにくいことがあります。
是非プロの塗装で美しいバルコニーを実現しましょう。
新潟県刈羽郡を拠点に塗装工事を請け負う株式会社吉川塗装です。弊社は主に外壁塗装と屋根塗装を承っております。お客様の安全・安心な暮らしを守る塗装をお約束いたします。塗り替えやメンテナンスなど塗装についてのお悩みは何でもご相談ください。
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