ー外壁塗装の前に近隣挨拶はどうする？お土産やのし紙の選び方ー

「外壁塗装を始める前に、周囲への挨拶は必要ですか？」

「外壁塗装をおこなう際の近所への挨拶、何に気をつければよい？」

 

結論からいえば、外壁塗装作業の前には、近隣挨拶をしましょう。

外壁塗装中には、作業の騒音やペンキの匂いなど、近隣の方々に迷惑をかける可能性があります。これらの配慮をおろそかにすると、結果として近隣住民との間にトラブルが起きる恐れがあり、注意が必要です。

事前に挨拶をすることで、工事に関するトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。

 

この記事では、外壁塗装の工事を開始する前にしておくべき近隣挨拶のマナーを紹介します。また、お土産やのし紙の選び方についても解説するので、これから外壁塗装を予定している方は参考にしてください。

 

外壁塗装を始める前に近隣挨拶は必要か？

外壁塗装の工事を始める前の近隣への挨拶は、おこなうのが望ましいです。

近隣挨拶の主な目的は、近隣住民とよい関係を築き、施工期間中に起こりやすいトラブルを最小限に抑えることにあります。絶対に挨拶をしなければならないというわけではなく、マナーとして挨拶をしましょう。

 

一般的に、塗装作業を請け負う業者が、近隣住民への挨拶をすることが多いです。

その際に、工事を依頼した本人も挨拶に同行することをおすすめします。依頼主自身が直接挨拶に行くことで、近隣住民に対して安心感をあたえ、好感を持たれることが多く、施工中のトラブルが起こりにくくなります。塗装業者とスケジュールが合わない場合でも、挨拶に行けなかったことを業者を通じて伝えると良いでしょう。

 

工事期間中に、近隣の人たちと顔を合わせることがあるかもしれません。その際は、「ご不便をおかけしています」という一言で、相手に対する印象がよくなります。外壁塗装はほとんどの住宅で定期的に必要な工事なので、お互いさまです。そのため、過度に気をつかう必要はありませんが、よい関係を維持できるように配慮しましょう。

 

外壁塗装中に起こりやすいトラブル

外壁塗装作業中に遭遇するかもしれないトラブルについて、以下のようなものが考えられます。

・工事の実施について事前に通知がほしかった ・工事用の車両が通行の妨げになっている ・足場を組む際の音が騒がしい ・塗料の匂いや散布が気になる ・高圧洗浄の水しぶきが周囲に飛んでくる

 

これらの問題は、工事開始前に近隣への挨拶と共に計画を説明することで、防ぐことが可能です。工事の詳細をあらかじめ共有しておくことにより、大抵の場合はトラブルに発展することはありません。また、トラブルが起きた際にも、すぐに解決できるでしょう。

 

外壁塗装工事前の近隣挨拶3つのポイント

外壁塗装を行う前に実施する近隣への挨拶について、3つの主要なポイントを解説します。

 

近隣挨拶は工事開始の週間前までに

外壁塗装作業に伴う騒音や匂いは、避けることができません。そのため、工事直前ではなく、余裕をもって近隣挨拶をすると、受け取られる印象に大きな差が出ます。不在がちな近隣住民を考慮し、工事開始の3日から10日前には挨拶を済ませることが望ましいです。

 

工事に関する情報を詳細に伝える

工事の詳細を事前に伝えれば、近隣の方は状況に合わせた準備ができます。少なくとも、以下の情報は伝えておきましょう。

・工事の実施期間（作業時間帯や休日作業の有無） ・担当する施工会社と連絡先 ・施工内容の概要

 

これらの情報を含んだ挨拶状を用意して挨拶の際に渡すと、口頭で説明するよりもわかりやすいです。

窓の開け閉めや洗濯物の干し方など、日常生活への影響については、施工業者から直接説明してもらうとよいでしょう。

 

外壁塗装業者を選定する際には、このような近隣への配慮が行き届いているかどうかも確認しておきましょう。

 

挨拶する近隣の範囲

挨拶を行うべき近隣住民は、両隣の2軒、向かい側の3軒、裏手の3軒の合計8軒が一般的な範囲とされています。

 

工事によって車の出入りで近隣に迷惑をかける場合は、その家庭にも挨拶をする必要があります。迷惑をかける可能性がある他の家庭があれば、その家庭にも事前に挨拶をしておくとよいでしょう。挨拶の範囲については、事前に施工業者と相談して決めることが大切です。

 

外壁塗装作業前の近隣挨拶で手土産は必要？

外壁塗装の前に近隣へ挨拶をする際には、お礼の気持ちとして手土産を持参することが慣例となっています。手土産については、施工会社から提供される場合もあるため、購入する前に確認するとよいでしょう。

 

自分で準備する際は、高価過ぎず日常的に使えるアイテム、例えば洗剤やタオルなどの実用的な品物が適しています。目安としては、一品500円程度を考えると適切です。これは外壁塗装に際しての挨拶の意味合いが強いため、相手に負担を感じさせないことが大切です。

 

のし紙は、絶対に必要というわけではありません。のし紙を使用する場合は、「ご挨拶」と表記されたものを選ぶとよいでしょう。「粗品」でも間違いではありませんが、「ご挨拶」とするほうが印象がよいです。

 

外壁塗装作業前の挨拶状のサンプル

外壁塗装を開始する前に、近隣の方々への挨拶として手土産に挨拶状を添えるのがおすすめです。

不在の場合には、挨拶状を郵便受けに入れておきましょう。挨拶状は、施工会社が準備してくれる場合もありますが、自身で作成する場合は以下のサンプルをご利用いただけます。

 

『外壁塗装工事に伴うご挨拶

突然のご連絡にて失礼いたします。

私たちは、○○町○丁目×番×号で外壁塗装工事を行う予定です。

工事期間中はご近隣の皆さまにご迷惑をお掛けすることも予想されますが、できる限り注意を払いながら進めて参ります。何かご指摘等がございましたら、お手数ですが以下の連絡先までお知らせいただけますと幸いです。

・工事予定期間：20XX年○月○日から20XX年○月○日まで

・作業時間帯：午前○時から午後○時まで

※日曜、祝日は基本的にはお休みをいただきますが、進行状況により作業を行う場合もございますので、予めご了承ください。

施工会社：株式会社○○　担当者：△△△　TEL：000-0000-0000』

 

まとめ

外壁塗装をおこなう前の、近隣挨拶について解説しました。

外壁塗装をする際、近隣とのトラブルは避けたいものです。工事完了後も快適に暮らすため、近所への挨拶はおこなってください。外壁塗装工事を始める前に、近隣の人々へ配慮することが大切です。