ー外壁塗装で人気の「シリコン塗料」の特徴・メリット・デメリットー | 株式会社 吉川塗装

新着情報

ー外壁塗装で人気の「シリコン塗料」の特徴・メリット・デメリットー

近年、住宅用外壁塗料で主流となっているシリコン塗料。

実際多くの方が外壁塗装の際にシリコン塗料を選択しており、業者からすすめられるケースも多くあります。

 

しかし、シリコン塗料がどのようなものか分からない、という方もいらっしゃるかと思います。

そこで、シリコン塗料の特徴やメリット・デメリットをご紹介します。

 

 

シリコン塗料とは?

 

シリコン塗料とは、シリコンと主材とした塗料のことを指します。

 

ベースとなるアクリルにシリコン樹脂を混ぜて作る塗料で、正式には「アクリル・シリコン塗料」と言います。

 

シリコン塗料に使用するシリコン樹脂は、ケイ素(Si)を核としたシロキサン結合をもつ無機化合物です。

 

シロキサン結合は、ガラスや石英などの無機物と同じ構造で、有機ポリマーの主鎖であるCC結合やC-O結合よりも結合エネルギーが大きいものです。

そのため、200℃の高温でも結合が壊れることなく、科学的に安定しており、耐熱性、対候性に優れています。

 

シリコン塗料はコストパフォーマンスが高く総合的に優れているため、日本の一戸建て住宅の7~8割がシリコン塗料を使用して外壁塗装を行っています。

 

 

シリコン塗料の種類

 

シリコン塗料にはさまざまな種類があります。

大きく分けると「水性と溶剤」「1液型と2液型」、「シリコンの含有量」で分類されます。

 

 

水性と溶剤

 

水性と溶剤(油性)の違いは、塗料を希釈するときの液体の違いです。

水性塗料は水で希釈するタイプ、溶剤塗料(油性塗料)はシンナーなどの溶剤で希釈するタイプです。

 

従来は水性塗料に比べて溶剤塗料の方が耐久性が高いと言われていましたが、現在では、塗料の進化により水性塗料でも高い耐久性が実現できるようになっています。

 

そのため、匂いや環境に影響の少ない水性のシリコン塗料が広く使用されるようになっています。

 

 

1液型と2液型

 

水性、溶剤にはそれぞれ1液型と2液型が存在します。

 

 

・1液型

 

塗料缶1缶で構成されている塗料です。

水やシンナーで薄めて使用するため、施工が容易です。

 

ただし、すべての外壁材に対応しているわけではないため、外壁塗装ができない素材もあります。

 

 

・2液型

 

主剤(塗料液)と硬化剤の2缶で構成されている塗料です。

 

2つの液を正確な比率で混合する必要があるなど、知識と技術が必要です。

その反面1液型に比べて持ちが良く、さまざまな外壁材に塗装できます。

 

 

シリコン樹脂の含有量

 

シリコン塗料のシリコン樹脂の含有量には特に規定が設けられていません。

既存製品のシリコン含有量は低いもので20%程度、高いもので40~64%程度です。

 

シリコンの含有量は外壁塗料の性能に影響し、含有量が高いほど防汚性、耐久性が高くなり、同時に価格も高額になります。

 

シリコン塗料を選ぶ際にはシリコンの含有量にも着目して選択するのがおすすめです。

 

 

シリコン塗料のメリット

 

耐久性・対候性に優れている

 

シリコン塗料は高い結合を持つため、耐久性が高いという特徴があります。

塗膜が硬く撥水性があり、雨や紫外線にも強い塗膜を保持します。

 

さらに耐熱性も高く、塗料の種類によっては600℃前後の環境下でも耐えられる製品も存在します。

 

 

耐汚染性に優れている

 

シリコンは低電圧性で汚れが付きにくい性質があります。

外壁に使用すると雨や泥、ホコリ、排気ガスなどの耐汚染性に優れ、撥水性の高い塗膜が雨水や汚れを弾きます。

 

汚れを弾く性質により、長期間美しい外壁を保てるため、建物の美観性を維持できます。

 

 

光沢・ツヤがある

 

シリコン塗料はツヤのある仕上がりとなり、また、その光沢感を長期間維持できます。

光沢があるため、汚れが付きにくく、雨や汚れを弾く効果もあります。

 

種類が豊富ですので、最近流行しているツヤを抑えたタイプも存在します。

 

 

塗料の種類が豊富

 

シリコン塗料は現在、外壁塗装のスタンダードな塗料となっており人気が高いため、各メーカーが開発と販売に力を入れており、その製品数の多さは圧倒的です。

 

そのため、シリコン塗料はカラーバリエーションや性能、価格帯において選択の幅が広いというメリットがあります。

 

 

コストパフォーマンスが高い

 

シリコン塗料は一定以上の耐久性がありながら、価格帯は中程度のコストパフォーマンスが高い塗料です。

 

また、製品の種類が多いため、求める性能の塗料が手に入りやすい点もコスト面で有利と言えるでしょう。

 

 

シリコン塗料のデメリット

 

 

アクリル・ウレタン塗料よりも価格が高い

 

シリコン塗料はアクリル塗料、ウレタン塗料よりも塗料の価格が高いため、外壁塗装の費用も高くなります。

外壁塗装から10年以内に家の解体や退去が決まっている場合は、塗料の耐用年数が余ってしまいコストが高くなってしまうケースがあります。

 

塗料別の施工単価の目安は以下となります。

 

・アクリル塗料

施工単価(㎡)…約1,000~1,800円

 

・ウレタン塗料

施工単価(㎡)…約1,700~2,200円

 

・シリコン塗料

施工単価(㎡)…約2,300円~3,000円

 

・フッ素塗料

施工単価(㎡)…約3,800円~4,800円

 

・光触媒塗料

施工単価(㎡)…約4,200円~5,000円

 

・無機塗料

施工単価(㎡):約4,500円~5,500円

 

 

フッ素塗料・無機塗料よりも耐久性が低い

 

シリコン塗料の耐用年数はフッ素塗料や無機塗料ほど長くはありません。

外壁塗装の工事の間隔を長くしたい場合や、海沿いの地域や紫外線が当たりやすく外壁塗装の寿命が短くなる可能性がある環境の場合は高耐久のフッ素塗料などが向いている場合もあります。

 

 

ひび割れしやすい

 

シリコン塗料は塗膜が硬く剥がれにくいという反面、ウレタン塗料などに比べると弾性が低くひび割れしやすいというデメリットがあります。

地震で建物が揺れた際に、塗膜が追随できずにひび割れしてしまうことがあります。

 

モルタルやコンクリートなどのひび割れしやすい外壁では弾性塗料を使用するとひび割れの問題をある程度解決できます。

ただし、サイディング外壁は弾性塗料が向きませんので、外壁塗装業者に外壁材に合った塗料を提案してもらうことが大切です。

 

 

外壁塗装業者にアドバイスをもらいながら塗料選びをすると安心

 

シリコン塗料は多くの住宅で採用されている人気の塗料です。

一方で、種類が豊富で色だけでなく性能や価格にも幅があり、迷うこともあるかと思います。

 

外壁塗装の塗料選びの際は外壁塗装業者に相談して自宅にぴったりの塗料を選ぶと安心です。

 

 

新潟県刈羽郡を拠点に塗装工事を請け負う株式会社吉川塗装です。弊社は主に外壁塗装と屋根塗装を承っております。お客様の安全・安心な暮らしを守る塗装をお約束いたします。塗り替えやメンテナンスなど塗装についてのお悩みは何でもご相談ください。

会社名:株式会社 吉川塗装

住所:〒945-0323 新潟県刈羽郡刈羽村大字赤田町方795

TEL:0257-28-2115 
FAX:0257-35-6455

営業時間・定休日:第2・4土曜 祝日