-これで塗料選びも失敗なし!外壁塗装で使用する塗料の種類と特徴- | 株式会社 吉川塗装

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-これで塗料選びも失敗なし!外壁塗装で使用する塗料の種類と特徴-

外壁塗装で欠かせないのが塗料選びです。

外壁塗料は含まれている樹脂の違いでグレードが分かれており、機能、価格、耐用年数が異なります。

 

外壁塗装を長持ちさせるためには自宅に合った塗料を選ぶことが肝心です。

 

今回は、外壁塗装で使用する塗料の種類と特徴をご紹介します。

 

 

塗料の種類と耐用年数

 

外壁塗料にはいくつかの種類があり、グレードにより耐用年数が異なります。

 

塗料の種類 耐用年数
アクリル塗料 3~5年
ウレタン塗料 6〜8年
シリコン塗料 8~12年
ラジカル塗料 12~16年
フッ素塗料 12~20年
無機塗料 20~25年
ナノテク塗料 12~15年

 

 

アクリル塗料

 

アクリル塗料はアクリル樹脂を主成分とする塗料です。

アクリル樹脂そのものは透明な物質で、温度や湿度の変化に強い耐性を持ちます。

 

アクリル樹脂が外壁塗料として活用されはじめたのは1950年代頃からです。

発色が良く、当時はモルタルのひび割れに対応する画期的な製品でしたが、汚れやすく、紫外線に弱いというデメリットを持っており、ほかの塗料が開発されたことから現在ではあまり使用されていません。

 

 

ウレタン塗料

 

ウレタン塗料はポリオール樹脂を主剤として、イソシアネート樹脂(硬化剤)と組み合わせて作る塗料です。

 

近年、ウレタン塗料で主流となっているのはアクリルウレタン樹脂塗料です。

アクリルポリオール樹脂を主剤とし、イソシアネート樹脂と組み合わせることで従来のウレタン塗料に比べて塗膜性能や仕上がり、耐久性に優れた塗料になっています。

 

価格が比較的安く耐用年数が長くないため、近年ではあまり選ばれていませんが、すぐに塗り替える予定がある場合や外壁塗装費用を安く抑えたい場合などに採用されています。

 

 

シリコン塗料

 

シリコン塗料は正式には「アクリルシリコン塗料」と言い、アクリル樹脂とシリコン樹脂が主成分となっている塗料です。

 

シリコン塗料は耐用年数や価格などが総合的に見てバランスが良く、現在では建築塗料市場において約80%のシェアを誇る、最もスタンダードな外壁塗料です。

 

対候性に優れ、一定以上の耐久性を持ちながら、価格帯は外壁塗料のなかでは中程度と、コストパフォーマンスの高さが魅力です。

 

塗料として人気が高いため、各メーカーから多くの種類、カラーバリエーションが登場しており、選びやすい点もメリットの1つです。

 

外壁塗装を検討していて特に塗料にこだわりがない場合や塗料の種類で迷っている場合はシリコン塗料を選ぶのがおすすめです。

 

 

ラジカル塗料

 

ラジカル塗料とは、ラジカル制御型の酸化チタンを使用した塗料のことで、正確には「ラジカル制御型塗料」と呼びます。

 

「ラジカル」とは、樹脂や顔料などの有機物を劣化させるエネルギーのことです。

ラジカルは塗料の色を作るときに使う酸化チタン(白色顔料)に紫外線が当たると発生します。

発生したラジカルは、塗料の樹脂や有機顔料にダメージを与え、塗膜を劣化させ、チョーキング現象を引き起こします。

 

ラジカル塗料には「高耐候酸化チタン」と「光安定剤」という2つの成分が配合されています。

 

高耐候酸化チタンにはラジカルが発生しにくくなる効果があり、光安定剤には発生したラジカルを捕らえて封じ込める効果があります。

ラジカル塗料はこれらの成分によって劣化しにくく、耐久性の高い塗膜を作れる塗料です。

 

 

フッ素塗料

 

フッ素塗料は蛍石を原料としたフッ素を配合した塗料です。

耐久性が高く汚れにくい、防水性に優れていることから機能性塗料として高い人気があります。

 

フッ素樹脂は、炭素とフッ素の結合が非常に強固なため、紫外線による破壊を受けにくく、汚れを弾く非粘着性、酸性雨に強い耐薬品性、汚れが滑り落ちやすい低摩耗性を持っています。

 

耐久性が高いため、短期間での塗り替えが難しい大型施設に使用されています。

一般住宅では屋根や外壁のほか、シャッターなどの塗装にも使われることが多い塗料です。

 

フッ素樹脂には「3フッ化型フッ素樹脂」と「4フッ化型フッ素樹脂」の2種類があり、4フッ化型の方が高い耐久性を持っています。

 

 

無機塗料

 

一般的な外壁塗料は有機塗料と呼ばれ、石油などの有機物を主成分とした樹脂を使用しています。

樹脂は紫外線によって分解されることで、褪色や変色などの症状が現れ、外壁塗装の防水機能が失われ、劣化します。

 

一方、無機塗料は樹脂成分の含有量が少なく、主にガラスや石などの無機物で構成されます。

劣化の要因となる樹脂成分が少ないため、一般的な有機塗料に比べて高い対候性を誇ります。

 

長期間劣化しにくいうえ、汚れにくくコケやカビも発生しにくいので、外壁塗装を長持ちさせられます。

 

しかし、価格が高く、1回の外壁塗装工事の費用が高くなる傾向があります。

 

また、外壁の塗膜の耐用年数は長くなる一方で、外壁のシーリングなどほかの部分の耐用年数が無機塗料の塗り替えの前に来てしまい、結果的にメンテナンスのコストパフォーマンスが悪くなるケースもあります。

 

無機塗料を希望する場合は十分検討することをおすすめします。

 

 

ナノテク塗料

 

ナノテク塗料は、10億分の1を意味する「ナノ」とテクノロジーを組み合わせた「ナノテクノロジー」を活用した塗料です。

 

塗膜のつなぎとなる樹脂をナノレベルまで小さくすることにより、さまざまなメリットを引き出しています。

 

防汚性、難燃性、速乾性、色褪せのしにくさなどの効果のほかに、樹脂の使用量を大幅に削減することで地球温暖化対策にも貢献しています。

 

樹脂は製造するときの原油を精製する工程や塗料を償却廃棄するときに大量のCO2が発生します。

ナノテク技術により樹脂を削減することでCO2を減らすことが可能です。

 

さらに、ナノテク塗料はシックハウス症候群になりにくいと言われており、安全性の高い外壁塗装が可能なことでも知られています。

 

 

外壁塗装は塗料のメリットとデメリットを考慮して選ぶ

 

外壁塗料の種類と特徴をご紹介しました。

外壁塗料にはさまざまな種類があり、最新技術により高い機能性を持つ塗料も開発されています。

 

塗料に使用される樹脂の種類により、外壁塗装の耐用年数も変わりますので、外壁塗料の選び方で外壁塗装工事の頻度をコントロールすることも可能です。

 

外壁塗装では予算や機能、外壁リフォームの頻度など、要望に合わせて最適な塗料を選ぶことがポイントとなります。

 

 

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