外壁塗装・ベランダの防水塗装とは!?防水工事の種類と特徴 | 株式会社 吉川塗装

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外壁塗装・ベランダの防水塗装とは!?防水工事の種類と特徴

 

外壁は一般的には外壁塗装で防水を行いますが、より防水性を高める外壁防水という工法もあります。
また、ベランダは劣化すると雨漏りの原因となりやすいため、定期的な防水工事が必要です。

 

ここでは外壁防水と、ベランダの防水工事の種類や特徴についてご紹介します。

 

外壁防水の工事方法

外壁防水の塗料にはゴム製の「弾性塗料」という塗料を使用します。

 

弾性塗料は伸縮性に優れるため、ヒビ割れに強く、防水機能が高いという特徴があり、
軽微なヒビであれば塗膜が伸縮してカバーしてくれます。

 

弾性塗料による外壁防水工事の工法は主に以下の3種類です。

 

単層弾性塗装

一般的な戸建て住宅でよく使われる工法が単層弾性塗装です。
シーラーで下塗りをして外壁との密着性を高め、弾性塗料で中塗り、上塗りの2度塗りを行って仕上げます。

 

この工法のメリットは費用が抑えられる点です。

 

単層弾性塗装は弾性塗料の塗装工事でも手抜き工事が行われやすいため、注意が必要です。
悪質業者は塗料メーカーが推奨している水の量よりも多く水を入れて塗装をする可能性があります。

 

薄め過ぎた弾性塗料で塗装すると防水性も低くなりますので、
塗装の際には手抜き工事の心配がない優良業者に依頼しましょう。

 

複層弾性塗装

複層弾性塗装は単層弾性塗装よりも防水効果が高いというメリットがあります。

 

下塗りをシーラーで行い、弾性塗料で中塗り2回、
その後お好みの色の塗料で上塗り2回と、計5度塗りで仕上げていきます。

 

塗膜が厚くなるため防水性、耐久性高く、上塗り塗料の色も好きな色を選ぶことが可能です。

 

ただ、工程が多くなる分施工費用も高くなり、あまり一般住宅では施工されません。

 

微弾性塗料塗装

微弾性塗料塗装は外壁の防水工事の中で費用を低く抑えることができる工法で、
微弾性フィラーを使用して下塗りと上塗り2回で仕上げます。

 

軽度のひび割れであれば微弾性フィラーで対応することができ、
下塗りで防水処理を行い、中塗りと上塗りは好きな塗料で塗ることができます。

 

費用が抑えられる分、弾力性が上の2つの工法に比べて長持ちしない点がデメリットです。

 

ベランダ・屋上の防水工事は定期的に行う必要がある

外壁や屋根と同様、ベランダも紫外線と風雨にさらされています。

 

また、ベランダは雨が吹き込みやすく水が逃げにくい構造になっており、
床面が水分で劣化しやすく、床面の耐水性が失われると雨漏りの原因となりやすいという特徴があります。

 

そのため、ベランダの防水機能は約10年程度~約15年程度で劣化し、
防水工事は外壁塗装と同じタイミングで行う必要があります。

 

ベランダの防水工事の種類と特徴

ベランダ防水には大きくFRP防水、ウレタン防水、シート防水があります。
ウレタン防水はさらに密着工法と通気緩衝工法に分かれます。

 

それぞれ特徴が異なりますので、ご自宅に合った防水工事を選ぶようにしましょう。

 

FRP防水

FRP防水は住宅の新築時に多く用いられる工法です。

 

FRPは繊維強化プラスチックのことを指し、強度が強く耐久性に優れています。
強度が高いためベランダに重い物を置きたい方に向いています。

 

耐用年数は約10年程度~約12年程度、施工単価は1㎡あたり約5,000円程度~約7,000円程度となります。

 

「メリット」
・強度が高いため、上に物を置きたい場合に向いている
・軽量で建物への負担を軽減できる
・塗膜防水なので継ぎ目がなく防水性が高い
・速乾性があり工期が短く済む
・厚みを均一に施工できる

 

「デメリット」
・伸縮性がないためひび割れが起こりやすい
・紫外線に弱いため定期的な塗り替え、メンテナンスが必要
・下地が鉄部の場所には施工ができない

 

ウレタン防水(密着工法)

ウレタン防水はメンテナンスで多く用いられる工法で、どんな素材にも施工でき、比較的安価な防水工事です。
ベランダの場合、雨漏りしていなければ密着工法が一般的です。

 

既存の下地に補強布を張り、直接防水材を塗っていきます。
施工前にしっかりと乾燥させる必要があるため、ベランダなどの狭い場所の施工に用いられます。
また、ベランダが複雑な形をしていたり、床面が凹凸していても施工できます。

 

 

用年数は約7年程度~約10年程度、施工単価は1㎡あたり約4,000円程度~約6,000円程度となります。

 

「メリット」
・どのような下地でも施工できる
・形状が複雑でも施工可能
・工期が短く安価に施工ができる

 

「デメリット」
・職人の腕により仕上がりに差が出やすい
・経年劣化でヒビ割れが起こることがあるため、定期的なメンテナンスが必要
・雨漏りしているベランダでは膨れなどが起こる可能性があるため施工不可

 

ウレタン防水(通気緩衝工法)

通気緩衝工法は通気を良くするために通気緩衝シートを張ってから防水材を塗っていく工法です。
下地にウレタンを密着させずに空気の通り道をつくり脱気筒から外に湿気を逃がします。

 

既に自宅のベランダが雨漏りしてしまっている場合、
ベランダが複雑な形や床面が凹凸している場合に向いています。

 

耐用年数は約10年程度~約15年程度、施工単価は1㎡あたり約5,000円程度~約7,000円程度となります。

 

「メリット」
・どのような下地でも施工できる
・形状が複雑でも施工可能
・工期が短く安価に施工ができる
・雨漏りしたベランダにも施工ができる

 

「デメリット」
・職人の腕により仕上がりに差が出やすい
・経年劣化でヒビ割れが起こることがあるため、定期的なメンテナンスが必要

 

シート防水

シート防水は防水シートを敷く工法で、「ゴムシート防水」と「塩ビシート防水」があります。
シートはいずれも工場で生産されたものを使用しますので、安定した防水施工を行うことができます。

 

以前はゴムシート防水が主流でしたが、最近は塩ビシート防水がより丈夫で厚みがあるため一般的になっています。
耐久性を重視したい方やベランダが広く、床が平面の場合に向いています。

 

耐用年数は約10年程度~約15年程度、施工単価は1㎡あたり約5,000円程度~約8,000円程度となります。

 

「メリット」
・防水層の厚みを均一にできる
・紫外線に強い
・耐候性が高く歩行に耐えられる
・トップコートが不要

 

「デメリット」
・凹凸のある床面には施工不可
・接合部分の施工が難しいため、業者により仕上がりに差がある
・耐用年数を過ぎるとひび割れが起こる可能性がある
・施工時に騒音や揺れが起こるため、施工時の近隣への配慮が必要

 

定期的な防水メンテナンスが大切

外壁の防水塗装とベランダの防水工事について解説しました。
防水工事は定期的に行うことが大切です。

 

一般的には外壁塗装とベランダ塗装は同時に行った方がコスト面等でも良いとされていますので、
外壁工事とベランダ塗装のタイミングを合わせるように計画すると良いでしょう。

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